いちさん こんにちは。
本を選ぶのは、ほんとうに難しいです。読んでみて、「なんじゃこりゃ、わけがわからん。つまらないし、勿体ない買い物をしてしまった」と、後悔することがままあります。
でも、時間をおいて再読したり、難しいのをがまんして、根気よく読み解いているうちに、生涯の財産となる本に出会えることも、あるのです。だから、選ぶのは難しい。一発で正しい選択というのは、元から無理なのかもしれませんね。
本を買うにはお金がかかります。でも、最初から正しい選択というのは、読んでみないとわからないので、無理かもしれません。本の選択は、その点、博打のようなものですね。ですから、後悔しない本選びの方法を追究するのは、「絶対負けない博打の方法」を追究するのに、近いかもしれません。
私のばあい、気になった本は、とりあえず買います。気になるテーマであれば、3~4冊買うこともあります。その中から、ほんとうに(自分にとって)値打ちのある本を選んでゆけばいい、という考えです。あとは捨ててしまってもいいんです。読書というのは、それだけのコストをかけるものだと割り切っています。
その本に、何を求めるのかによっても、選択の仕方が違ってきます。
たんに、「おもしろい本はないかな」だと、難しいですね。おもしろいと感じるかどうかは、ひとりの個人にとっても、そのときの心の持ち方によって違ってくるからです。
私は、自分が何を知りたいのか、どういう楽しみ方をしたいのかを、第一に考えます。そのテーマについて、自分がどの程度強いこだわりを持っているのかも、重要です。あらゆるジャンルに興味を持つことも可能ですが、一定の時間を犠牲にして、根気よく一冊の本を読み通すだけの意味があるのかどうかが、大事だからです。「それほど知りたい事柄ではなかった」とか、「Wikipediaで調べられる程度のことがわかればいいのだ」となると、読み続ける意欲を失います。
本でなければ調べられないことかどうかは、インターネットのある今の世の中では、重要な要素です。ネットの簡単な解説記事で目的を達してしまうこともありますし、YouTubeの解説動画がよく出来ているので、わざわざ本を読まなくてもいい、ということもあります。映画で見たほうがいいテーマもあります。
インターネットを検索して、だいたいの知識を得て、それでも、「これはじっくり腰を据えて、活字を読まなければいけない」と思えば、はじめて本を探す作業に入ります。
お金が勿体ないのであれば、本屋で立ち読みをしたり、図書館で借りてしまうという手もあります。図書館で借りて読んで、それで目的を達するのであれば、わざわざ買う必要はなくなります。座右において、何度も読み返したい、参照したいと思う本ならば、改めてお金を出して、購入する価値があるでしょう。
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